父と暮せば／2004年

●推薦●
文部科学省選定
厚生労働省社会保障審議会特別推薦
青少年映画審議会推薦
日本PTA全国協議会推薦
日本映画ペンクラブ特別推薦
日本原水爆被害者団体協議会特別推薦
東京都知事推奨/広島県知事推奨
長崎県教育映画等審議会特別推薦
広島市長推薦/長崎市推薦

●受賞●
芸術選奨文部科学大臣賞・宮沢りえ
キネマ旬報　主演女優賞・宮沢りえ
ブルーリボン賞　主演女優賞・宮沢りえ
山路ふみ子映画賞　映画賞・黒木和雄監督
山路ふみ子映画賞　女優賞・宮沢りえ
日刊スポーツ映画大賞　監督賞・黒木和雄監督（「父と暮せば」「美しい夏キリシマ」にて）
報知映画賞　助演男優賞・原田芳雄（「父と暮せば」「美しい夏キリシマ」「ニワトリはハダシだ」にて）
朝日ベストテン映画祭　邦画第２位
毎日映画賞　監督賞・黒木和雄監督（「父と暮せば」「美しい夏キリシマ」にて）
日本映画ペンクラブ　邦画１位
エランドール賞特別賞・黒木和雄監督（「父と暮せば」「美しい夏キリシマ」にて）
全国映連賞監督賞・黒木和雄監督（「父と暮せば」「美しい夏キリシマ」にて）
全国映連賞女優賞・宮沢りえ
全国映連賞男優賞・原田芳雄（「父と暮せば」「美しい夏キリシマ」にて）
無煙名画大賞2004
ヨコハマ映画祭　黒木和雄監督　特別賞受賞

第二回読売演劇大賞「優秀作品賞」受賞作品。
いかなる悲惨さの中でも変わらぬ人間の尊厳を市井の名もなき父娘に託して、現代日本を代表する作家・井上ひさしが描く傑作戯曲「父と暮せば」の映画化である。
広島の原爆投下から３年、生き残った後ろめたさから幸せになることを拒否し、苦悩の日々を送る主人公・美津江。
父・竹造に励まされ、悲しみを乗り越え、未来に目を向けるまで４日間の物語。
娘・美津江役には、昨年「たそがれ清兵衛」で数々の映画賞を受賞した宮沢りえ。
父・竹造役には『美しい夏キリシマ』・『ニワトリはハダシだ』等の作品に出演している原田芳雄。
美津江の恋の相手、木下正役に『わたしのグランパ』『座頭市』への出演で独特の演技をみせる浅野忠信。
原爆のヒロシマの悲劇を描きながらも、広島弁の父娘の会話には心が和む。
「最悪の状況下でも、人間は常に未来をみている」、原作者・井上ひさしの思いが描かれた感動の映画となった。