日野日出志のザ・ホラー怪奇劇場「地獄小僧」/2004年

  • 監督:安里麻里
  • 出演者:山本未来、津田寛治
  • 上映時間:51 形式:カラー/ステレオ/ビスタサイズ/デジタル上映
  • 製作:ジャパンケーブルキャスト/ポニーキャニオン/コモンウェルス・エンターテインメント/パル企画
  • 配給:パル企画

イントロダクション

愛する息子、円間大雄を交通事故で亡くしたせつ。
名医と謳われるせつでも、事故で首を飛ばされた大雄を救う事は不可能であった。
悲しみに暮れ、参加した葬儀に現われた怪しげな老婆は白い牙手にこう言った。
「坊ちゃんと同じ年頃の子供の首をこの牙で切って、血を墓に注ぐのです」
そうすれば大雄は生き返ると言った老婆の話を信じ、同年代の子供の生き血を墓石に注ぐ。老婆の言うとおり、大雄は現世に蘇ったが、大雄の体はすでに腐乱が始まり、その姿はまるで化け物のようであった。
せつは大雄を人間に戻す為、罪のない人間を次々と殺し臓器を大雄に移植し始める。
しかし、移植は成功せず、大雄は化け物となり、人を襲い、殺し始める。
やがて警察の捜査が大雄の元に伸び、捜査の手から逃れる為、逃亡する大雄とせつ。
逃亡の途中で、倒れこんだせつに「殺してください」と懇願する大雄。
せつが優しく微笑み、大雄を抱きしめた。
大雄は甘える子供のようにせつに顔を寄せ、首筋の肉を食いちぎった……そして!