監督:梶田征則
原作:「四畳半襖の下張」永井荷風伝
音楽:宮谷聡彦
出演:大鶴義丹(特別出演)/村上あつ子/ホリケン。/木村貴司/吉村文男/國貞加奈
尺:50分
製作:日本スカイウェイ/パル企画
販売元:ブロードウェイ
2002年6月20日発売
イントロダクション
文豪が執筆したとされる幻のポルノ小説‘発禁本’を完全映画化!藝術か!?猥褻か!?
明治時代以降、表現が猥褻という理由から発行を禁止された幻のポルノ小説のことを‘発禁本’という。有名な文豪たちが名を伏せて執筆したとされる数多くの作品の中で、裁判にまでなった問題作。永井荷風著とされる『四畳半襖の下張』はペンネームで執筆されており、本当に本人が執筆しているか否かは、マニアの間で議論の的となっている。
大正三十年のこと、金阜山人が買い手もつかない部屋を買い取った。金阜は四畳半の部屋の襖の下張りに前の住人が貼り付けたと思われる写本の切れ端を見つけ、読み始める。そこには、明治時代の商売なれしている娼婦・柚子と、そのお客の駆け引きが描かれていた。
商売をさっさと済ませてしまおうとする柚子。一方、そんな柚子の心理を読み、なんとか手玉に取ろうとする男。あの手この手の性戯を使って責めてゆく男に次第に柚子は本気で感じはじめ・・・。