【イントロダクション】
●山形国際ドキュメンタリー映画祭2013出品作品
東京は下町のとあるタクシー乗り場。男性ばかりの同僚に混じり、決して流暢とは言えない日本語で不景気を嘆く一人の女性ドライバーがいる。山田静さん(59)は日本に来て20年目を迎える中国残留邦人の二世だ。彼女は中国で二度、 日本で一度の離婚を経て、異父兄妹4人の子を女手一つで育て上げた。誰に対しても物怖じせず、自身の主張は曲げない。そんな彼女の肝っ玉ぶりも、決して生まれながらに具わっていたわけではない。むしろ幼少時代は引っ込み思案で大人しい性格だったらしい。では、何が彼女をそうさせたのか?
彼女は二人の子を連れ中国へ里帰りをする。カメラもその里帰りに同行し、彼女の肝っ玉おっ母たるルーツを、その半生を追い求める旅に出た。
【動画配信】