監督:菊地正和
脚本:宮本武史
音楽:弥栄裕樹
出演:彩夢、宮田亜紀、大沢ひかる、柳沢茂樹
尺:60分
製作:日本スカイウェイ、パル企画
発売・販売元:ブロードウェイ
2013年9月6日セル・レンタル開始

大ヒットシリーズ!
iPhone iPadアプリで1位を獲得した伝説の心霊オムニバスホラー!!
すべてが実話!すべてが本物!身の毛もよだつ戦慄の恐怖映像4エピソード収録!
一般投稿により寄せられた数々の恐怖実話の中から厳選した逸話を順次再現ドラマ化するシリーズ第二十六夜!!

第一話 引き篭もる
これは私が兄と暮していた頃の話です。当時の兄は、ある医科大学の大学院研究生でした。ある日、兄が唐突に言いだしたのです。「人を殺したんだ」と。兄はその日以来、部屋から出てくることはありませんでした。父と母を亡くし、身寄りが兄しかいない私には、このことを相談できる相手が誰もいませんでした。それから数日後のことです。眠っている私を兄が起こすのです。「もう駄目だ。毎晩殺した奴らがやってくるんだ。」と、兄は私に言いました。どうやら本当に人を殺してしまったらしい事に、私が気が動転してしまいました。誰をと質問する私に、「誰をって、ここにいるじゃないか」と指を指すと、ベッドの足もとから女性が這ってこちらに向かってくるのです・・・。

第二話 夜の車
それは私が結婚してから半年後の、ある日の夜のことでした。夫はイベント運営会社に勤務しており、出張に出ることが多く、その日も地方へ泊まりで出かけていました。そして深夜のことです。外から車のクラクションが聞こえてきて、私は目を覚ましました。ずっと鳴らし続けているクラクションに違和感を覚えた私は、窓から表を確認しました。すると家の前に、一台の車が停車しており、その車がクラクションを鳴らしていたのです。薄暗い外灯に照らされた車の運転席を見てみると、そこには女性の姿があり、じっと私をみつめていました。翌日、私は近所の人に昨夜のクラクションについて聞いてまわったのですが、誰一人、その音を耳にしたという人はいませんでした・・・。

第三話 遺骨
これは、私が大学生の時の話です。当時、一人暮らしの私に、実家の母から私宛の荷物が届いたと連絡があり、その荷物を部屋に送ってもらったのですが、差出人の『江上理沙』という名前には覚えがありませんでした。私は、その荷物を確認しました。それは小さな箱で、中には骨の欠片が入っていました。同封されていた手紙には『これは、武藤千夏の遺骨です。千夏さんが生前<私が死んだら親友の水谷満子に遺骨を送ってほしい>と言っていたので送ります』と書いてありました。翌日、外出からアパートに戻ると酒びんのようなものを大切にかかえた見知らぬおばさんが「骨届きませんでしたか?」と声をかけてきました・・・。

第四話 廃墟マニア
これは私がある廃墟を訪れた時の話です。私は当時、全国各地の廃墟に行き、その画像をネット上にあげるのを趣味にしていました。その廃墟は大きな湖の湖畔にあり、昭和の時代にはホテルとして繁盛していた場所でした。そこは、取り壊しになった後、駐車場だけが今も残っているという場所です。廃墟というのはまるで異世界に迷い込むような魅力があります。この場所も、まさに同じ魅了を感じる廃墟でした。私は広大な敷地を写真に収めていました。すると管理業者の人が歩いてきたので、私はとっさに隠れました。その時です。ふと視線を部屋の方に向けるとバルコニーの窓にへばりついてこちらを見る女性の姿があるのです・・・。