【イントロダクション】
●サンダンス・NHK国際映像作家賞2002
●モントリオール世界映画祭招待
●シネクエスト国際映画祭招待
●函館イルミナシオン映画祭オープニング
●日本PTA全国協議会推薦

家族のために長年一生懸命働き、定年を間近に控えたサラリーマン・皆川勤。
定年後は退職金でこれからはゆっくり夫婦みずいらず老後を過ごそうと思っていた妻・紀子。
しかし、定年直前に思わぬ交通事故を引き起こしてしまった勤は、家族に内緒で会社を突然辞め、事故現場のカーブミラー、そして市内全部のカーブミラーまでをも拭き始めた。
そんな勤を問いただす紀子、父に冷たい態度をとる息子の芳郎と娘の真由美。
もともと無口だった勤は家族の話にも耳を貸さず、ただただミラーを拭き続けた。
久しぶりの達成感を抱いた勤は、家族の前から姿を消し、北海道へ向かった。

・・・3年後、家族は宮城で再会することになるのだが、離れていた3年間に勤に起こったこと、残された妻がとった行動とは?

そして、これからこの夫婦が選ぶ道は・・・。

千住明/作・編曲の映画のテーマ曲「空と風のワルツ」を俳優・歌手・作家としてカリスマ的人気を誇る美輪明宏が歌う。ワルツ調の曲に映画のテーマと同様、中高年への応援歌として愛される曲です。